琴鵬流の概要

 昭和55年、家元・琴鵬敬春により吉野川琴流会として発足、59年に琴鵬流となる。

 現在、徳島・広島を中心として兵庫・福岡・鹿児島・長崎の6県で約120名の正門下生を有し、当流派の講師の指導を受ける者は400名を超える。

 ビクターレコードより発売された『大正琴 現代名流の共演』では全国七大流派の一流派としてレコーディングに参加。他にも名流大正琴全国大会や日通旅行主催のカーネギーホール(ニューヨーク)・コンツェルトハウス(ウィーン)のチャリティー公演等に参加し、観客だけでなくスタッフからも絶賛され、その実力は大正琴界において全国的にもトップクラスにあると知られております。

 

 

琴鵬流定義付け

 

『技術の前に音楽を、音楽の前に人間を』をモット―とし、大正琴(音楽)を通じて心豊かな、美しい人間社会を形成することを目的とし、その形態を維持し、より発展させる為に指導体制を敷き、教本、曲集の出版の他あらゆる音楽活動と、音楽事業を行うものである。

 そして、いかなる宗教、政治団体、各種組織に組しても服従することなく、いかなる思想に片寄ることなく、貧富、身分、地位、人種の差別なく、あらゆる生きとし、生きるものに慈愛を持って接するものです。

 

 

 

家元: 琴鵬 敬春

昭和15年生まれ、元関西のプロミュージシャン (ギターリスト) でバンドマスターも経験。

昭和55年に琴鵬流の前身の吉野川琴流会を発足。

以降、地元徳島では、市民講座や社会保険センターの生きがい講座等公的機関の講師を務め、県外にも足を運び、多くの指導者の育成に尽力する。

また、県内外で数多くの発表会やリサイタル、チャリティーショー等の演奏会を開くことに より社会教育の一環としての大正琴の普及に務める。

 全音楽譜出版社から大正琴の教本・曲集を5刊出版。